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滋賀県でオオサンショウウオの交雑個体を捕獲 飼育禁止後初 琵琶湖博物館など

捕獲されたオオサンショウウオ

滋賀県立琵琶湖博物館と長浜バイオ大学、滋賀県のオオサンショウウオを守る会は9日、滋賀県の犬上川でオオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオの交雑個体を捕獲したと発表した。ことし7月に固有種以外の飼育や生体の移動が禁止されてから、初の交雑個体の捕獲となった。

捕獲されたオオサンショウウオは交雑個体がさらに繁殖した後であることが分かっている。全長134㎝、体重17.16キロの大型だという。

交雑種は攻撃性が高く、固有種と交配する。在来種で特別天然記念物の「オオサンショウウオ」の生息地を奪うため、ことし特定外来生物に指定された。見分けは非常につきにくいが、頭の幅や尾の長さ、イボで判別することができる。

3団体は「野外でオオサンショウウオ類を見かけても、安易に触ったり、捕獲したりせず、必ず近隣の自治体や専門機関に相談してください」としている。