ルナグラスのイメージ
京都大学と鹿島は18日、宇宙居住のための人工重力施設「ルナグラス」の実現へ向けた共同研究を開始したと発表した。宇宙居住に必要な人工重力と縮小生態系、人工重力交通システムにつながる研究となりそうだ。
共同研究ではルナグラスの成立性の確認や外部からの資源供給のない環境での生態系維持の追求、骨粗しょう症の抑制につながる過重力施設「ジオグラス」の実現可能性の調査を目的としている。
ジオグラスのイメージ図
今後は、建設方法の検討や人体への影響評価などを検討するという。京大の⼭敷庸亮(やましき・きょうすけ)教授は「それぞれの技術は、さらなる地上での施設の実現やSDGsの実現と地球環境の保全につながってゆく重要な研究となる」と説明している。