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新型コロナ禍 個人・集団スポーツの感染経路 東京医科大

東京医科大学

東京医科大学の町田征己(まちだ・まさき)講師らのチームは11日、新型コロナウイルス感染症禍に起きた運動している際の集団感染の原因を発表した。個人スポーツではマスクなど対策不足が多く、チームスポーツでは運動以外の接触が主な要因だった。同日付の医学雑誌「スポーツ・メディスン」に掲載されている。

チームは運動時の感染を報告している21の論文を精査。ランニングや筋肉トレーニングなど単独で行う運動は換気やマスクの対策不足、感染していても外出する人の存在が要因としてあげられた。一方、集団スポーツは食事会やロッカーなど運動以外の場での交流が多くの要因として伝えられた。

集団感染を抑制しつつ安全に運動を楽しむためには特に「運動前の体調確認(体調が悪い時は運動を行わない)」と「食事会や車での移動などの運動以外での接触機会の削減」、「換気の改善など空気を介した感染への対策強化」が重要だと考察している。