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地震予知アプリ「ゆれズバ」、150カ国で公開 内山代表「能登半島地震から震災犠牲者をゼロに」

内山義英代表

地震予報のアプリを配信するブレインは、今年度からアプリ「ゆれズバ」を150カ国に公開した。英語やドイツ語など18カ国語で翻訳され、外国人にも使いやすいサービスになったという。内山義英代表は「国内・海外の利用者の命を守り続けたい」と多くの国のユーザー獲得に意欲を示している。

ゆれズバは、内山代表が開発した地磁気・地電流、低周波音、前震活動からなる地震の前兆を分析する予知法「3種前兆地震予知法」を実用化したアプリ。今年6月時点で2016年以降に発生したマグニチュード5以上の地震を1134件予測し、94.4%の精度で予知している。

令和6年能登半島地震を予測したゆれズバの画面、2024年1月1日午前7時45分

ブレインは今年4月から欧州大手ダウンロードサイト「softonic」(ソフトニック)に公開した。訪日客や在日就労者3000~3500万人の利用を想定している。内山代表は「地震多発国や被災国を中心として順次拡大していく予定だ」と海外展開に向けた方向性も示した。

内山代表は「高精度な地震予知で地震情報を把握することが、被害を減らす上での決め手となる」と説く。「能登半島地震を最後として、震災の犠牲者をゼロにしたい」と力を込めた。

ソフトニックのダウンロードサイトに掲載されているゆれズバ