宇宙戦略基金事業の特設ページより
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、宇宙市場規模を拡げるため公募で行う宇宙戦略基金事業のうち「宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化及びコスト低減技術」をテーマとした事業の実施機関を発表した。ニコンと清水建設、三菱重工業が選ばれている。JAXAは残りの技術開発テーマの採択結果も順次公表するとしている。
ニコンはロケットへ搭載可能な大規模精密部品への金属3D積層技術の確立、清水建設はロケット用大型液体推進薬タンクの製造開発、三菱重工は軽量かつ低コストな大型極低温推進薬タンクの製造研究に挑む。
宇宙戦略基金事業は2030年代に国の宇宙関連市場を8兆円とすることを目標とした事業。主に宇宙輸送や衛星、探査、分野共通をテーマとして、企業や大学を対象とした基金を設置している。