環境省
環境省は28日、今年9月に新種として記載された「レイホクナガレホトケドジョウ」を今月30日から2028年の1月29日まで緊急指定種に指定すると発表した。3年間の間、捕獲や損傷、販売などの行為が規制される。
レイホクナガレホトケドジョウは福井県九頭竜川の流域に生息。近縁種のナガレホトケドジョウと似ているが、全身に斑が存在するといった特徴で区別できる。環境省は「一部の愛好家や事業者による捕獲圧が高まることが懸念される」と指摘。「絶滅するおそれがあることから、緊急的に個体の捕獲や販売などを規制するために、緊急指定種として指定する」とした。
昨年同種を発見した京都大学の研究グループは「調査を進めるとともに、ただちに保全を行うべき」と訴えていた。